黄金のゴキブリ続き

「おにいちゃま、私の帽子はどこ?」

 

 

「はい!ここにありますよ〜」

 

 

湯上りのトメさんにお気に入りの帽子を手渡すと、
ニッコリと笑って

 

 

「ありがとう!おにいちゃま」

 

 

トメさんが帽子に夢中になっている間に
着衣を進める。

 

トメさんの意識が帽子から離れるまでの一瞬の勝負だ。

 

 

着衣が8割程度終わると一息を入れ、また集中する。

 

 

入浴日である他のお年寄りたちの行動を把握しながら。

 

 

介護に従事して13年。
ひとつだけ心掛けていることがある。

 

お年寄りは自分たちの人生の先輩だ。
だからこそ、尊敬の念を持って接しなければならないと。

 

 

認知症の方には丁寧語が分かりにくい場合もたくさんある。
言葉には、親しみやすさを持たせ、少しぐらい尊敬語から外れてたとしても、、、。

 

 

常に失礼にならないかと悩みながら、自分で納得の線引きを行うのだ。

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